競輪は公営ギャンブルの一つで、遊んでも問題のないギャンブルの一つです。
競輪の競技は、7人~9人の選手が自転車でバンクと呼ばれる傾斜のついたコースを周回して順位を競う競技です。バンクはコース毎に距離が異なり、333m、400m、500mと大きく3種類に分かれています。
333mのコースは短い為、直線の距離も短く、逃げの選手がそのまま逃げ切ってしまうレース展開もあります。前の選手を追い抜く場合は、内側から抜いてはいけないルールとなっているので、直線が短いコースでは、後ろから追い上げるタイプの選手では難しくなっています。
次に400mのコースは、日本で一番多いコースです。直線の長さはコース毎に異なっている為、400mのバンクと言っても、全て同じではない為、レース展開にも影響が出るかもしれません。
最後に500mのコースです。最も長いコースで、直線も一番長いです。その為、後ろから追い上げてくる選手は有利になります。また、先頭で集団を率いていた選手は、最後には力尽きてしまう恐れがあります。
バンクには様々な距離があり、距離が直線の長さによって、レース展開が異なるところが予想をする時の注意点でしょう。
また、競輪は、ラインという選手がチームを組んでレースに挑み、一列になって走ります。もちろん全員がライバルですが、競輪は先頭の選手が空気抵抗を受ける為、体力の低下が後方の選手よりも著しいです。その為、何人かの選手で隊列を組み、お互いが協力し合って、レースに挑むのです。最後は、全員で競いますが、それまでのチーム戦も魅力の一つです。
このラインについてですが、同じ地区である場合や、師弟関係など何らかの繋がりがあるグループで組まれることがほとんどです。
また、ラインの編成として、基本的には先頭を先行や捲りの選手が走り、追い込みの選手が後ろからついていきます。先頭の選手は、風よけになり他の選手は、後方からくる他のラインが来るのを防ぐ役割があり、双方で利害関係があります。
ラインの編成にも出てきた捲りなどの脚質については、逃げ・捲り・追込・両方の4種類あります。
まず逃げは、レース序盤から先頭で走り続けてそのまま逃げ切ることです。スタミナと走力に自信がある選手です。
次に捲りです。捲りは、レースの終盤に後方からじっくり先頭に上がってくる選手です。
そして追込は、ラインで先頭選手の後ろで足をためておいて、最後に先頭に躍り出る選手で、瞬発力がある選手です。
最後に両方ですが、逃げと追い込みの両方ができる選手です。場面に応じて使いこなすことができる為、バンク毎に走り方が変わる選手です。場面によって、脚質を変えてくるので、予想をする時にはこのレースではどのような立ち回りをするのか気にする必要があります。
またどのようにゴールが決まったかを示す決まり手というものがあり、逃げ・捲り・差し・マークの4種類があります。
逃げは、最終周を先頭で走り、そのまま1着か2着でゴールした場合の決まり手です。
次に捲りは、最終周で先頭を走っている選手を最終週の第4コーナーまでに抜き、1着か2着でゴールした場合の決まり手です。
そして差しは、最終週の第4コーナー後に最後の直線で他の選手を抜いて、1着か2着になった決まり手です。
最後にマークですが、ラインで2番手以降だった選手が、ラインの先頭を抜けずに2着でゴールした場合の決まり手です。
競輪を予想する時には、決まり手から予想することも方法の一つです。
これらのように競輪はラインを編成して、チームで途中まで戦い、最後には個人の能力で戦う、人間模様やどのような選手かを想像することが必要な少し独特なギャンブルです。知れば知る程はまっていく競輪をぜひ楽しんで頂ければと思います。